劇団シアターホリック第24回本公演
シアホリ連作プロジェクト2017
『孤独、あるいはマルキドサドに学ぶ幸せな人生の過ごし方』
連作プロジェクトテーマ:束縛と解放/マルキ・ド・サドに迫る
シアホリ連作プロジェクトとは…一定の期間を設け、1作品だけでなく複数の公演を通し、同じテーマを深く掘り下げる企画です。
連作プロジェクトの2本目は、なんと主宰まつしまによる自作自演の一人芝居。
マルキドサドの世界観を現代に置き換えた書き下ろしの作品です。
ご期待ください。
作、演出、出演:松島寛和
制作:劇団シアターホリック
制作協力 パッチワークス(愛媛)
劇団Unit out(愛媛)
【松山公演】
場所:ギャラリー花ゆう
住所 松山市花園町五ー六
花正ビル2階
2017年10月22日(日)
[1回目]15時開演
[2回目]18時開演
【高知公演】
場所:メフィストフェレス2階ホール
〒780-0841 高知県高知市帯屋町2丁目5−23 大橋通り商店街西詰
2017年
11月21日(火)[1回目]19時開演
11月22日(水) [2回目]18時30分開演
11月27日(月) [3回目]18時30分開演★
11月28日(火) [4回目]18時30分開演
(週をまたぎます。また日によって開演時間が異なります。ご注意ください)
★27日の公演終了後にポストパフォーマンストーク
「衒学的サド侯爵の夜を村山公一さん(パッチワークス:愛媛)と共に」
を開催いたします。
※全ての公演で開場は開演の30分前です。
※松山、高知ともに会場に駐車場はございません。なるべく公共の交通機関か、近隣のパーキングをご利用ください
【料金】
一般前売1,500円/一般当日2,000円
※学生1,000円/学生当日1,500円(高知県立大学生協ショップか劇団での取り扱い/当日受付にて学生証の提示をお願いします)
【チケット取り扱い】(発売前です/発売開始の際は順次ご案内致します)
e+チケット、高知県立美術館ミュージアムショップ、高知県立大学生協(永国寺)
[e+イープラスでチケット購入が可能です!]
PC/携帯: http://eplus.jp
直接購入:セブンイレブン、ファミリーマート
イープラスでの購入方法をご紹介します!
【ファミポート編】
【スマホ編】
【後援(高知)】
RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、エフエム高知、高知新聞社、高知シティFM
【お問い合わせ】
メール theater.holic.2004@gmail.com
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孤独、あるいは…に寄せて、あらすじ、の、ようなもの。
今年はシアホリ連作プロジェクトとして、一定の期間内に同じテーマで複数の作品をやってみようというチャレンジをやってます。テーマにマルキ・ド・サドを取り上げました。というわけで、春に三島由紀夫作の「サド侯爵夫人」を、そして今回の作品へ、という運びです。普段は身を隠してひっそりと生きているサディスティックもしくはマゾヒスティックな皆様!今年は1年かけてシアターホリックが甘美かつ洗練されたSMの饗宴をお送りします!という話かというとそんなことは全くありません。前作を見ていただいた方にはわかっていただけるでしょうが、木馬、猿轡、注射器、エネマグラといった類のもの、あまつさえ鞭や緊縛のような初歩的なものであっても、作品中にはほんのちょっとしか登場しません(ほんのちょっと、というところがミソです)。
SMは一般生活におけるコミュニケーションのひとつのカタチです。もっと大胆な言い方をすれば、SMは性的なものを介在しない場合が多い、と言い切ってもいい。ぼくとあなたが会話をする際に、なんらかの暴力性を孕んでしまうということはしばしばあります。例えば「他の劇団に客演するのに俺に断りを入れないとはなんだ」であるとか、「お前は俺が養ってるんだ」であるとか、「彼氏なんだからお金を払って当然でしょう」であるとか……相手の態度にムッとしてしまって余計なことを考えたり行動に起こしてしまうことがある。
自分が相手に何かを求める以上、束縛が生まれるのは致し方ありません。そして人間は束縛する関係性で安心を得る場合もあります。ま、何が言いたいかといえば、縛るとか縛られるというのはセックスだけではない、ごく一般のコミュケーションにおいても同じように使われてんだってことです。
話が長くなりました。つい脱線してしまってペダンティックに語り過ぎるのはぼくの良くないところでありまして。そんなぼくが、これまたペダンティックで定評のある松山で活躍中のパッチワークス作家演出家の村山公一さんをお迎えし、非常にペダンティックなトークショーとティーチインを企画しております。こちらもひとつよろしくお願いします。
サド公爵は大袈裟な振り幅で異常な行動を見せてしまったばっかりに、正常と異常について、長い時間を費やして考えることになりました。だからこそサド侯爵にしか書けなかったことがありました。今作では舞台を現代に移して「あー昔も今も変わんねえなあ」と、サドを読みながらぼくが感じたことを、前作とはまた違った視点で表現できたらなあとぼちぼち作戦を練っております。
また、蛇足ではございますが、今作はシアホリ初の一人芝居、そしてぼくの人生においても自作自演で一人芝居というのは初の試みであります。こういう企画ですから、お客さんとの距離感の近いお芝居がいいなあと、あれやこれや計画中です。テーマは前作とつながっておりますが、おはなしとしては全くつながりがございませんので、前回見ていただけなかったアナタにもぜひ見ていただきたいと切に願っております。「前回見たよ!」という方は言わずもがなであります。満席の劇場を毎夜イメトレしてます。是非お早めにチケットをお求め下さいませ。よりたくさんの方と、異常な時代を異常な我々がいかに生き抜くべきなのか、とっくりと考えてみたいと思っております。
文責:松島寛和
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