vol.1「もう、なにもうかばない。」

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斬新な舞台美術で驚いた。
こんなお芝居始めて見たけど、すごくよかった。
自分にも覚えのあるシーンがいくつもあって、心が痛みました。
素敵な大人のラブストーリーでしたね!

……等々。
低予算を逆手に取った演出と、緻密な心理描写に評価を頂いた
旗揚げ作品「もう、なにもうかばない。」はご好評頂き終演しました。
次回作はもっとすごい作品を楽しんで頂きたいと
メンバー一同精進致します。
ご期待下さい!
あらすじ
地方劇団を主宰するソラオは、幼なじみのミナコにご執心。本人は隠してるつもりが周りにはモロバレ。次の作品もミナコをヒロインにした内容にしようと考えているが、ミナコからはあまりやる気を感じられない。問いただすと、母が連れて帰ってきた作家戸郡に「都会へ来ないか」と誘われているという。
昨日までは自分に気があるように見えていたミナコが、戸郡の言葉一つだけで全く態度が急変した事にショックを隠せないソラオ。カズヨの慰めの言葉も全く意味をなさない。
ソラオはミナコをひきとめる事ができるのか。そしてミナコはフリーターにけりをつけ、都会で女優になれるのか。とか煽っていながらそこまでスリリングな物語ではありません、あしからず。

見どころ
基本的には、会話を主としたシチュエーションコメディになればいいなぁと思っています。とか何とか言いながら、昔やってた劇団で、シチュエーションコメディだとチラシに銘打っておいて、本番ふたを開けたらナンセンスファンタジーになっていたという前科あり。ナンセンスでファンタジーって、なんだそりゃ。
もともとチェーホフ自身が、コメディのつもりで書いていて、そのシリアスな内容からなかなかコメディだと思って貰えなかった人でもありまして、いくつかある作品の中から特に気になるものだったんで今回のリメイクに踏み切ったわけなんですけど、それでも折角やるんですから、今風にわかりやすくしなくちゃぁいけないなぁと思っております。
原作が「かもめ」といいながら、大きく原作から逸脱していくと思われます。妹なんて原作にいないしね。しかし、今、高知で、この物語をやる意義って、確実にあると思うのです。ま、安い金額ですし気軽に劇場へ来ていただけたらと思う次第です。

公演詳細

2004年3月25日(木)
26日(金)
両日18時30分開場
19時開演

高知市大橋通西
メフィストフェレス3階にて

料金 500円

出演

ミナコ
深見七菜子

ソラオ
松島寛和

カズヨ
谷口水晶

作・演出 まつしまひろかづ。
原作 アントン・チェーホフ「かもめ」

制作
劇団シアターホリック

 

 


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